ヌートバー応援歌の歌詞はなに?ペッパーミルやネックレスにはどんな意味があるの?
2023年3月。
日本で開催されているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の1次リーグ。
日本人の母親を持つ、日系アメリカ人、ラーズ・ヌートバー選手が人気を集めています。
普段はメジャーリーガーとして、セントルイス・カージナルスに所属しているのですが、日系人であることから、日本代表として代表入りを果たしました!
WBCの出場資格を見ると、「親のどちらかが当該国の国籍を持っている」というものがあります。
お父様は、アメリカ国籍ですが、母親は日本国籍のままなので、ヌートバー選手が日本代表になることができたというわけです。
Lars Nootbaar on what it means to be able to play for Samurai Japan in the WBC. 🇯🇵
“Its a huge honor. To be able to represent Japan is unbelievable. To be able to represent half of where I come from too, its a huge honor and I’m very thankful.”
(Interview w/ @dgoold) pic.twitter.com/6hIdtvTOCP
— Shawn Spradling (@Shawn_Spradling) January 12, 2023
日本代表になった時の、セントルイス・ポスト・デスパッチの取材の様子です。
この記事では、ヌートバー選手の応援歌の歌詞とヌートバー選手のコールは?
ヌートバー選手がしているネックレスやペッパーミルパフォーマンスの意味や始めた理由もご紹介します!
家族構成や、初めて侍ジャパンに合流した時のエピソードも紹介しているので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
WBCで対戦したチェコについての記事は、こちらをご覧ください!
ヌートバー選手の応援歌の歌詞は?
日本のチームに所属したことがない、ヌートバー選手の応援歌の歌詞は、
です!
メジャーリーガーでも、日本のチームに所属していたことがあれば、その時に使われていた応援歌で応援ができます。
しかし、ヌートバー選手のように、日本のチームに所属したことがない選手はどうしたらよいのか!?
ということがにわかに問題となったのです。
当初は、「日本野球機構(NPB)オフィシャルソング『Dream Park~野球場へゆこう~』でいいんじゃない?」ということで、決まりかけました。
結果的に、「新たな応援歌があった方がいい!」ということになり、宮崎の強化合宿終了後から、大急ぎで応援歌の製作が始まりました。
ヌートバーの応援歌がWBCの汎用曲になるの?
今後、ヌートバー選手と同じように、日本の球団に所属したことがない選手がWBCの日本代表になる可能性もありますよね。
そういう選手にも使えるように、今回、ヌートバーの応援歌として使われた曲を、汎用曲として今後も使用する予定なのだそうです。
各球団で応援歌制作を担当している侍ジャパンの応援団数人に、1曲ずつ政策してもらって、団員の投票で決めたというこの曲。
なと、3日程度で完成させたそうです!
日本代表として、海外からきてくれた選手のために、SNSで投票を行ったりして、最終的に決まった「♪日の丸を背負い いざ世界へ立ち向かえ 大和魂見せてやれ 戦え侍」。
『日の丸』や、『大和魂』など、日本代表だよ!ということが前面に出た歌詞ですよね!
ヌートバー選手は、自分が侍ジャパンに選ばれたことが嬉しすぎて、自分のことを「侍ジャパン」と呼んで「侍ジャパンお腹空いた」とか言っていたという噂もあります。
本当なら可愛いですよね!
日本語が話せなくても、アメリカで育っていても、日本を愛する心はしっかり持っているということでしょう。
因みに、ヌートバー選手が日本代表候補に挙がったきかっけは、大谷翔平選手の通訳の水原さんからのメールだったそうですよ!
2022年9月に電話で話してから、栗山監督とオンラインで会談をして、約2か月後には日本代表に決定していたそうです。
栗山監督は、ヌートバー選手のことを「100%全員が好きになる」と断言していたとか。
その通りになりましたね。
栗山監督凄いです。
ドームで観戦してる奥さんが送ってくれました。
たっちゃんことヌートバー選手、守備で外野に入るたびにこうしてファンに感謝の意を表してくれてるそうです。
こんなん絶対好きになるやん!!!😭#WBC #侍ジャパン #たっちゃん #ヌートバー pic.twitter.com/RlgpnlCVOb— 麻吉文 (@asa_hemp) March 11, 2023
ヌートバーのコールは何?
ヌートバー選手の場合、コールされるのは「達治(タツジ)」です。
ヌートバー選手のミドルネームで、本名である「ラーズ・テリラー=タツジ・ヌートバー」の中で、唯一日本人であることを感じる名前ですね!
ヌートバー選手のように、日本で応援歌を持たない選手が複数同じ大会に出るようなことになると、同じ曲が流れる事態になるとは思いますが、曲の間で、呼ばれる『コール』で、誰のための応援かがわかるようになっているというわけです。
この応援歌とコールは、3月4日に開催された、バンテリンドームナゴヤでの強化試合で初披露されました。
同時に、早く覚えてもらろうと、ファンにSNSで拡散するように呼び掛けたと言います。
【速報】ヌートバー選手 新応援歌発表!
日の丸を背負い
いざ世界へ立ち向かえ
大和魂見せてやれ 戦え侍#侍ジャパン#ヌートバー#応援歌 pic.twitter.com/0COYLOd7Ub— ひろやす#36@WBC3/9~22全通! (@hiro_dynamite36) March 4, 2023
このような感じで、ファンの皆さんが拡散していったのでしょうね!
これを聞いたファンたちは、「名曲爆誕」「かっこいい!」と大喜びだったそうで、侍ジャパン応援団で取りまとめ役をしている吉原さんも、胸をなでおろしたそうです。
しかも、「タツジ」というコールと歌声が、ヌートバー選手本人にもばっちり聞こえていたようで、「最高!」「応援歌を大声で歌ってくれてとても嬉しい」とコメントしていました。
全勝で迎える16日の準々決勝のイタリア戦の前に、覚えてテレビの前で一生応援したいですね!
アメリカンリアクションすぎる、ヌートバー選手と大谷選手!!!!
pic.twitter.com/iv9TqUUBGo— 進撃のJapan (@roketdan2) March 10, 2023
ヌートバー選手と大谷選手。
このシーン、個人的に気に入ってしまいました。
大谷選手とヌートバー選手の2ショットをよく見かける気がします。
日本の試合になれていないヌートバー選手を、大谷選手が気遣っているのかもしれませんね。
ヌートバーが着けているネックレスには意味があるの?
ヌートバー家は、おそろいのネックレスをいつも身に着けているそうです。
何故かというと、
⚾健康で幸せな日々を過ごせますように
と、ヌートバー選手のおばあ様が、遠く離れた娘家族のことを気にかけ贈った物
だからです。
ヌートバー選手のお母様が日本人の久美子さんですが、ネックレスを送ったおばあ様というのは、久美子さんのお母様のことと思われます。
「遠く離れた娘家族」ということから、父方の祖母ということではないのでしょうね。
なお、ヌートバー選手の母方の祖父母は、埼玉県にお住まいの榎田達治さんと和子さんです。
子どもの頃、日本の祖父母に遊びにきたヌートバー選手は、毎回帰りたくないと言っていたそうです。
きっと、優しいおじい様とおばあ様なのでしょうね!
ヌートバー ペッパーミルパフォーマンスは何故やるの?どういう意味?
ヌートバー選手は、WBCの1次リーグで大活躍を見せてくれています!
全力のプレート、明るくて可愛い笑顔も人気なのですが、ヒットやホームランの時に見せる「ペッパーミルポーズ」が特に注目さえています!
侍ジャパン全体にも広がり、ファンまでそのポーズをし、さらには、サッカーなどの他のスポーツの選手にまで!
ヌートバー選手のペッパーポーズには、どのような意味があるのでしょうか?
大谷翔平、ヌートバーとペッパーミルをひきまくってはしゃぎまくる。(28歳と25歳)可愛い大好きな翔平さん帰ってきた。笑 pic.twitter.com/PZ7PLJ5Pou
— にこ (@manico426) March 6, 2023
#WBC #WBC2023 #プロ野球 #侍JAPAN
今日もヌートバーのタイムリーでペッパーミル! pic.twitter.com/2xKvKcguth— NORN (@NORN_AA) March 11, 2023
ヌートバー選手が、ペッパーミルパフォーマンスを行うのは、
です!
プロ野球の世界では、ヒットやホームランなどを打った時に、パフォーマンスを決めている選手がいるそうです。
今回の侍ジャパンの場合、一人ではなく、ヌートバー選手のパフォーマンスを侍ジャパンみんなで行っています!
今やヌートバー選手だけではなく、チームやファンも巻き込んで行われているペッパーミルパフォーマンス。
これが見たくて、ヒット撃たないかな~とか、ホームラン撃たないかな~と思ってみてしまったりするのですが、ペッパーミルパフォーマンスをする意味は、
⚾コショウのように日本のスパイスになる
⚾塩コショウをかけるように成功を広げる
どのことです!
2022年、ヌートバー選手が所属するカーディナルが不調だった時に、キズナ―捕手がみんなを鼓舞した「We are grinding」(こつこつ粘り抜こう)という言葉。
gringという「こつこつ粘り強く」や「挽く」などの意味から、ペッパーミルと派生したようです。
まだ、比較的新しいパフォーマンスだったのですね。
2つ目のスパイスになるというのは、WBCに出場した初の日系人選手ということで、侍ジャパンにスパイスのように刺激を与えるという意味を持つようです。
ペッパーミルは、コショウを挽く道具ですので、これは分かり易いですね!
最期も、料理の味を左右する調味料(コショウ)を、試合という料理にかけ、成功を広げようという意味が込められているようです。
また、ヌートバー選手は最初からペッパーミルパフォーマンスを侍ジャパンで披露しようと思っていたわけではなく、大谷選手が、「なんでもいいから最初にやってくれれば、それでいこう」と言ってくれたのだそう。
それを受け、ヌートバー選手が最初にヒットで出たときに、ペッパーミルパフォーマンスをしたことで、日本中がヌートバー選手のペッパーミルパフォーマンスに注目することとなったのです!
準決勝もたくさんのペッパーミルパフォーマンスを観ることができるように、応援しましょう!
ヌートバープロフィール
⚾日本名:榎田 達治
⚾ニックネーム:たっちゃん
⚾生年月日:1997年9月8日(2023年3月時点で25歳)
⚾身長:190.5cm
⚾体重:95.3kg
⚾高校:エルセグンド高等学校
⚾大学:南カリフォルニア大学
⚾兄姉
・兄:ナイジェル(ミドルネーム榎田(エノキダ)
・姉:ニコール(ミドルネーム夏海(ナツミ)
⚾プロデビュー:2018年(2018年MLBドラフト8巡目)
⚾所属球団:セントルイス・カージナルス
⚾ポジション:外野手
⚾戦歴
・2018年:56試合に出場。打率.227、2本塁打、26打点、2盗塁
・2019年:101試合に出場。打率.264、7本塁打、38打点、4盗塁
・2020年:公式戦なし
(コロナにより)
・2021年:58試合に出場。打率.239、5本塁打、15打点、2盗塁
・2022年:108試合に出場。打率.228、14本塁打、40打点
4歳年上のお兄さんと、3歳年上のお姉さんは、里帰り出産で埼玉県の実家で生まれているそうです。
やはり、実の母の元で出産するのが安心とか、医療費の問題とか、いろいろあるのかもしれませんね。
なお、ヌートバー選手は、すでに結婚しているようです…。
お母様は、元々大の野球好きで、2006年の高校日本代表がアメリカ遠征した際にはホストファミリーとなり、ヌートバー選手はその時、早稲田実業のエースだった斎藤佑樹と過ごしたのだそうです!
高校時代は、野球だけではなくアメフトでも才能を発揮し、両方のスポーツでMVPになったのだとか!
優れた身体能力を持っているのですね。
ヌートバー選手が日本代表選手に合流したのは、3月3日。
日本代表のメンバーは、「たっちゃんTシャツ」を着て出迎えたのですって!
日本語が分からないヌートバー選手は、緊張していたそうで、みんなの出迎えに気が楽になったそうです。
素敵なエピソードですね!
3日に合流して、すぐに強化試合。
プロ野球選手の順応性というのは凄いのですね。
WBCで侍ジャパンが1試合でも多く試合ができるように、応援しています!