牧場バイトは厳しい?経験者が語る酪農お仕事体験記
学生時代、どのようなアルバイトをしてきましたか?
今回、牧場での酪農アルバイトを経験した方からお話を伺うことができました。
この記事では、酪農アルバイトの見つけ方、お仕事内容から、牧場で働いて良かったところ、大変だったところをご紹介いたします。
最後に、牧場での酪農アルバイトに興味があるあなたへのメッセージもいただいております。
牧場でアルバイト!酪農の仕事の始め方ときっかけ
15年前に2カ月。人生でこの時期しかできないというバイトを探すことにして、酪農に決めました。
もともと農業や酪農には興味があったのですが、首都圏に住んでいるとなかなか農場に行く機会がなくて、就職が決まったタイミングで、空いている2カ月をまるまる住み込みでバイトしようと決めました。
酪農アルバイトの見つけ方
求人雑誌でたまたま見つけたものです。
学生が長期休みに入るタイミングだと、アルバイト求人雑誌などで、住み込みアルバイトの特集が組まれたりするので、見つけやすいかもしれません。
月単位で住み込みで働くのが条件でした。
今ならネットの求人サイトで探せるかもしれませんね。
酪農と言えば北海道だと思い、地域は北海道に絞り考えていました。
場所にもよりますが、ある程度の期間を働くことを前提にやると自宅からそこの場所までの往復の航空機代はバイト先が持ってくれることがあります。
最低でも1カ月以上はないとなかなか働くことはできないと思います。
私の場合は期間も決まっており、人生でこの時期しかないという強い思いもあり、選んだ日に即決して連絡を入れて数日後には向かいました。
酪農アルバイトの仕事内容 乗馬もできる!?
まず、思っていた以上に厳しい労働でした。
酪農に休みがないのはわかっていましたが、日常的に牛の世話として寝床づくり、乳しぼり、放牧、餌やりなどをやっているだけではなく、そこの牧場では野菜も栽培しており農業体験もできました。
また、馬も飼っていたことから、馬を人に慣れさせるために乗馬もかなりやりました。
普通に生活していたのでは絶対に体験できないようなことができますが、仕事は決して楽ではありません。
朝は4時から夜は19時まで、途中の休み時間をはさみながらになりますが、かなり厳しい時間制約の中での住み込みでの仕事となります。
夜中に牛の子供が生まれるときは、時間に関係なく起こされて出産の立ち合いをすることもあります。
牧場での住み込みの仕事をして良かったと思うこと 生活能力が鍛えられる
住み込みということもあり、数名いるアルバイトの仲間とはかなり仲良くなります。
協力しなければできない仕事が多いので、達成感は十分にあります。
また、食事は提供してくれる牧場が多いと思いますが、自然豊かな土地で新鮮なものが毎日食べられるので、食事は楽しみでした。
ジビエなども食卓に並ぶことがあります。
普段から一人暮らしをしているような人は、自分のことを自分でできるので十分に生活に対応できると思います。
かけがえない経験ができることは間違いないです。
牧場での仕事で大変だったこと 困ったこと
仕事がとにかくきついということにつきます。
肉体労働を朝から晩までやることで、夜はぐっすり寝れます。
酪農に休みがないことから、たまには休日が欲しいなという気持ちにはなりました。
ただ、牧場の周りに何があるわけでもなく、交通手段もなかったので、諦めもつきました。
大きな問題は特にありませんでしたが、北海道と関東でしたので、残してきた家族に何かあると、すぐに駆け付けることが難しいなとは感じていました。
また、些細なことですが自宅に帰った後、家族からは荷物全てが牛のにおいがついていることをずっと言われまた。
牧場での酪農の仕事に興味があるあなたへのメッセージ
人生で一度は牧場は体験した方がいいと思います。
なかなか長期で続けるのは難しい仕事かもしれませんが、1~2カ月その厳しさを知ることで、自然の中でかけがえのない経験ができることは人生の宝になります。
私もやっていたときはきつい、やめたいと思うこともありましたが、今となってあの時の経験を思い出すことが多く、本当の意味での働く素晴らしさを教えてもらったような気がします。
できるならまた経験したいとさえ思います。
しかし、もう一度やるにしても体力的には、あの頃と同じような働き方はもうできないのではないかなと思います。
ですので、若く体力もありこのお仕事に興味のあるあなたには、経験して欲しいです。
まとめ
いかがでしたか?
牧場で酪農のお仕事を経験された方からの、貴重な体験談をお伝えしました。
私、猫星もとても興味深い内容でした。皆さん色々な体験をされているのだなと、改めて感じました。
自然の中で動物相手のお仕事。誕生やお別れもあることでしょう。
きっとその後の人生観に大きく影響を与えているのでしょう。
コロナが落ち着いたら、求人雑誌や求人サイト、酪農農家さんのホームページなどで情報を探して、経験してみてはいかがでしょうか。